ラブセンと私と母
7月29日昼頃、舞台「滝沢歌舞伎」のDVDの詳細が出た。
初回も通常も、特典が盛り沢山な上に、クリアファイルが貰える店舗特典も明らかになり、「も~~~~エイベックスったら、商売上手なんだから☆」と、喜びいっぱいだった。
その報は突然やってきた。
「ラブセン」終わるってよ。
ラブセン終了に動揺してる
— チユコ🦑 (@v_simple38) 2016年7月29日
ラブセン今までありがとう…なんやかんや言ってたけど大好きだよ……
— チユコ🦑 (@v_simple38) 2016年7月29日
終わるんかーーーーい!ラブセン終わっちゃうのかーーーーーーー!!!!
悲しい。
突然やってきたと言ったが、予兆はあった。
坂本・長野の新本編が、前回の井ノ原・岡田の新本編から、あまり期間を空けずにリリースされた。やたらと早くて「おかしいな」と思ったが、まさかラブセンが終わるなんて思わなかった。
運営によると、リリース当初は1年だけだったが、好評により3年に延長されたとあった。最初の予定通り1年だけだったら、私はプレイすることは叶わなかった。
ラブセンGREE版のリリースは、2013年10月まで遡る。
このとき私は、乙女ゲーム界隈に住んでいた。当時のことは、よく覚えてる。
なんていうか、めちゃくちゃ話題になってた。
「ジャニーズの乙女ゲー?」「しかもV6?」「二次?実写?」「ジャニーズはよく許してくれたな」などなど。
ネットにおけるジャニタレの写真掲載が、めちゃくちゃ厳しいことを知っていたし、まさかの実写だったことも相まって、「ジャニーズの乙女ゲーっておいおい、すごい時代になったなあ」と、思ったのを覚えてる。
このときインストールはせず、V6にハマった後、2015年2月頃から始めた。
自担である坂本くんの写真写りが悪く、最初は笑ってた。しかし、元乙女ゲー住人で筋金入りの夢女子の私は、多少の作画崩壊はなんのその、夢中になって遊んだ。
リリース当初は、シナリオや人物の口調に不満が出ていたようだが、私が遊ぶ時点では、そういった声もあまり聞かなかった。
ただ単純に、シナリオを読んで進めるゲームは、もともと性に合わなかったため、本編もイベントも全く進めない期間もあった。
しかし、毎日ログインはしていた。理由は簡単、毎日一回引けるおみくじが楽しかったからだ。
誰が出るか分からないワクワク感を味わうことが、日課になっていた。V6の写真の下に一言添えられてる文も、面白かった。昔V6が言った言葉が、一言書かれていて、それを読むのも楽しかった。
私はゆるく楽しんでいたが、身近に私以上にハマった人がいる。
母だ。
なんとなく勧めたら、えらい勢いでハマってた。始めて2日目には課金し、お仲間との交流を楽しみ、イベント時には、お仲間の人脈を活用し、大概フルコンプしていた。
本人曰く、「少女漫画を読んでるみたいで楽しい」。
昔は、少女漫画を読んだり、恋愛ドラマを見てキュンキュンしてたが、自分に合う漫画やドラマもなくなって、すっかり忘れていた気持ちが蘇ったらしい。
SMAP騒動で気落ちしていたところに、ラブセンを始めことによって、生活に癒しが訪れ、イキイキし始めた。
元々お茶の間でV6を楽しんでいたが、ラブセンで完璧に健くんのファンになり、健くんが出てる雑誌まで買い始めた。ラブセンが、お金を落とすファンをつくった。
終了のお知らせがアプリに掲載され、母はお仲間と1時間くらい、悲しみや寂しさを分かち合ってた。傍目には、チャットしてるようだった。
ラブセンは、いくら性格や口調が研究されていたとしても、メンバーの言葉の影に製作者が見えるという理由から、遊ばないファンも多かっただろう。
しかし、メンバーがバラエティで言った言葉が、すぐ次のイベントに使われたり、雑誌などから読み取れる、メンバーの関係性をストーリーに反映させたり、製作者の方々の「いいものを作ろう」という気持ちが感じられた。
CDの特典やコンサートデビュー日、学校へ行こうの放送日、紅白歌合戦に合わせて、盛り上げようとしてくれたこと、楽しいものを提供してくれたことにも、愛を感じた。
V6全員が揃う番組がない中、ラブセンは身近にいるV6であった。
私たちにとっては、日常の一部であった。
20周年コンサートで、冠に「ラブセンpresent」とついた時、文句を言ったこともあった。
20周年コンサートで貰った、リアルラブセンが自担の大吉で、めちゃくちゃ喜んだこともあった。
坂本くんが高校の時の先輩というイベントの時、「何歳の設定?」と狼狽えたこともあった。
何この喪失感
— チユコ🦑 (@v_simple38) 2016年7月29日
一晩経って、すこし落ち着いたが、 喪失感は失われてない。
すぐに終了する訳ではなく、10月21日までラブセンは続く。
後悔のないよう、最後の日まで遊び尽くしたい。
とりあえず、1年半毎日おみくじを引いてるのに、未だに、V吉・トニ吉・カミ吉が出ないから、なんとしても引きたい。
ありがとうラブセン。
◆追記◆
にこ健*1読んだ。
ラブセンが終わることに対するフォローに泣いた。何事も、いつかは終わりがくるんだよね…。
◆追記2◆
ラブセン最後のイベントに泣きそう。もう最後なんだ…とまざまざと感じさせられる。
(画面越しに)恋愛した思い出が蘇る
— チユコ🦑 (@v_simple38) 2016年8月1日
ラブセンありがとう…