オタクのシンプルライフ

シンプルライフとオタク活動の共存を目指す雑多なブログ

アイドルという存在に<夢>を見るのをやめた

※これはひとりのオタクの内省を記したものです。

アイドルの結婚について記載しているので、苦手な方は自衛してください。

 

2018年11月1日、V6がデビュー23周年を迎えました。

 

V6を好きになってもうすぐ4年。

興味が移りやすい私が、ずっと時間とお金と情熱を懸けられる人達に出会えて、こんなにありがたいことはありません。

「ジャンルにハマった時が、ベストなタイミング」という信念を持って、いろんなジャンルの泉にドボンしてますが、やはり好きになった当初は、もっと早くにハマっていれば…!!と思わなかった訳ではありません。

評判に良かった舞台のレポや感想を読んだ時は、特に強く思ったけど、ほんの1年前、マイナスの感情から、勝手に不安を感じたことがありました。

 

 

「踊らないV6」に思いのほかショックを受ける

昨年、アルバム『The ONES』をリリースする前のことです。

このアルバムでは、メンバーそれぞれがV6をプロデュースした曲が収録されていました。

自担である坂本くんは、「踊らないV6」をテーマにしたとのこと。

このコンセプトを聞いた時、思いのほかショックだった。

なんでこんなにショックなんだ?と考えたら、「踊ってこそV6」という答えが出た。

裏を返せば、「V6にはいつまでも踊っていてほしい」「踊らないなんてそんなのV6じゃない」という、ささやかで過激な理想です。

自担である坂本くんの踊りが大好きなのもあり、その坂本くんが「踊らないV6」をテーマに掲げたのも残念に思ったんですよね。

 

この時点で、坂本くんは46歳。

この先、バリバリ踊るV6がどれだけ見られるのだろうか。

せめてあと5年早くハマっていれば、もっと見ることができたのに…と強く後悔することもありました。

この時私は「平均年齢40歳超えても、バリバリ踊るV6」に、とてつもなく価値を感じていました。

 

しかし、この曲のMVを見て、考えを改める必要がある、と思いました。

考えが覆されたのは、この曲のMVがあまりにもかっこよかったから。

メンバーの歌っている顔が多く使われているMV。

メンバーの顔が良いとかそんな理由だけではなく、シンプルな画と構成だからこそ伝わる曲のメッセージ。 


V6 / Answer

 

坂本くんは、V6はダンスというイメージがあるからそれを取っ払ってみたかった、とのこと。

ダンスという武器を封じた中、今のV6でどこまでパフォーマンスできるか試したかったし、ファンに見せたかったのだと思いました。

 

この先V6として続けていく中、若い時にやっていたアクロバットができなくなると同じように、踊れなくなることがある。

坂本くんはそういった未来まで考えてこの曲をプロデュースしたのだ。

 

MV見た時点で、不安なんて吹き飛んでしまったのですが、コンサートで披露された際、立って歌ってるだけなのに、あまりにも説得力があり、ただただ魅入ってしまいました。

いつまでも踊ってほしい気持ちは変わらないけど、これから先、いろんな理由で踊れなくなっても、こんな説得力のあるパフォーマンスで魅せてくれるのであればそれでいい、と心の底から思いました。

 

アイドルとは、夢を見せてくれる存在

「アイドルは夢を見させるのが仕事」とよく言われています。私自身も、アイドルを夢を見させてくれる存在と認識しています。

 

では<夢>とはなにか。

 

みんなの〇〇であってほしい。という願いから、アイドルが誰かのものにならないでいることに夢を見ている人。

大人になっても子供の時と変わらない、不変さに夢を見る人。

アイドル達の人間関係に夢を見る人。

若い人がキラキラした姿を見せてくれることに夢を見てる人もいれば、独身だろうが既婚者だろうが、かっこよくてキラキラしていれば夢が見れる人もいます。

 

<夢>に込められた願いは、千差万別です。

 

<夢>に込められた願いに、良い悪いや正しい・間違いとジャッジすることはできません。

でも、自分の願う<夢>から対象者が外れたことをすると、「もうアイドルじゃない」とか「裏切られた」と、言ってしまいがちです。

<夢>は願いです。

アイドルにこう在ってほしい、こういう存在でいてほしい、という気持ちは時に、こうじゃなきゃアイドルじゃない、こうしないなんてアイドル失格という、支配的な感情を抱き、自由を奪ってしまいます。

 

私はどこに<夢>を見ていたかというと、メンバーの人間関係です。

子供の時に出会い、形を変えながらも関係が続くことに感謝し、それが垣間見えると喜んでいました。

人間関係に夢見てた…と思っていました。

 

それがはっきりしたのは、岡田くんの結婚の時。

ファンクラブ会員に送られた、メッセージカードを読んで、すごくモヤモヤしてしました。 

v-simple.hatenablog.com

ひと区切りついたけど、1年経ってやっと名前を付けることができました。

この記事で感じたモヤモヤ、健くんの言葉に救われた理由を掘り下げると、ひとつの願いが浮かび上がってきました。

私はアイドルに対して、「アイドルというアイデンティティの元、いろんな仕事をしてほしい」と思っていました。

 

図に書くとこんな感じ。

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そして結婚報告の時感じた、岡田くんの仕事スタンスはこれ。

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どっちが良い悪いとか、正しい正しくないとは言えません。

ただ単純に、岡田くんのスタンスが、私の理想に当てはまっていないだけです。

岡田くんは前からこのようなスタンスを述べてましたが、結婚という一大報告を突き付けられて、モヤモヤが無視できなくなりました。

 

「アイドルという大前提、アイデンティティの元、いろんな仕事をしてほしい」という願いの裏には、私が思うアイドルとは、「アイドルと言うアイデンティティの元、いろんなジャンルの仕事をする人」という定義があります。

 

私はアイドルに、アイドルという存在そのものに<夢>を抱いていたのです。

 

アイドルは大衆の欲望を背負っているから、業が深い職業だと思ってたけど、なんてことはない、業を深くしてるのは自分自身でした。

 

その<夢>は、私を幸せにする考えか?

アイドルの存在そのものに<夢>を見ていると、岡田くんとのスタンスの違いから、これから先も辛くなるのは分かっていました。

結婚報告の件で、岡田くんのことを嫌いになった訳じゃない。

岡田くんもV6の仕事も、もっともっと見続けたい。

 

この<夢>を見たまま、モヤモヤしながら岡田くんやV6を応援したいのか?

私が岡田くんを、V6を応援する中で、重視するのはそこなのか?

この<夢>は、私を幸せにすることなのか?

私の幸せってなんだ? 

V6が健康で幸せで、表現の仕事をしているのを見ることに、私は幸せを感じるのではないか?

 

という自問自答を経て、今は大変穏やかな気持ちで応援しています。

アイドルという存在に<夢>を見るのはやめた。

今はどこに<夢>を見てるかは、まだうまく言葉にできない。

それ以前に、V6がプライベートを充実させて、健康で幸せで在ってくれればいい。

メンバーはV6がすべてではないし、私だって私の幸せはV6次第ではないから。

あ、でもプライベートのことは仕事上では出さないでほしい。

今までと変わらず、ON/OFF切り替えてくれれば、何もいうことをありません。

 

イノッチが「僕らは幸せを届けるのが仕事だから、幸せでなくちゃいけない」ということを言ってて、そうで在ってほしい、と心から思いました。

だってパフォーマンスは技術だけではなく、感情や思想、生き方すらも表れると思ってるから。

 

こんな穏やかな心境になったのは、V6が23年目にして、過去最高難易度のダンスナンバーをリリースしたことも大きいです。


V6 / 「KEEP GOING」(49th Single)

素人目だけど、ステップが細かくて、難しいんだろうなぁというのは分かる。

 

MVでは分からないけど、両A面のもう一つの曲もかなりガシガシ踊ってた。


V6 / Crazy Rays(49th Single)

 

V6、私がファンになった当初より踊ってる。

 

常に今が<最高>という確信を持たせてくれるV6を見ていたら、私の考えなど些細な事に思えてしまいました。

 

岡田くんは自身のことを表現者と言ってました。

当時の私はそれが不服だったけど、今ならその言葉がしっくり来る。

 

表現者である彼らが表現する、いろんなものをこれからも見たい。

 

23周年おめでとうございます。

そして、続けてくれてありがとうございます。

24年目も、いろんなV6が見たいので、ぜひぜひお金出させてくださいね。